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誘拐
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かどはかし
ふりがな文庫
“
誘拐
(
かどはかし
)” の例文
「あの
誘拐
(
かどはかし
)
なら、俺の方ぢやもう
檢擧
(
あげ
)
るばかりになつて居るんだ。滿更知らねえ顏でもない兄哥に恥を
掻
(
か
)
かせるでもないと思つてね」
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は一應これを、金が目的の
誘拐
(
かどはかし
)
と見たのも無理のないことでした。上總屋はそれほど、この界隈では裕福の聞えが高かつたのです。
銭形平次捕物控:202 隠し念仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「如何なる物——とは讀んで字の如く物だ。其邊の
樽
(
たる
)
でも
瓶
(
かめ
)
でも古下駄でも持つて行くがいゝ。人間を連れて行くのは
誘拐
(
かどはかし
)
も同樣ではないか、
痴呆奴
(
たはけめ
)
」
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
えツ、默らないか、武士に向つて
誘拐
(
かどはかし
)
とは何だ。——借金の
抵當
(
かた
)
に、今晩は拙者が直々に伴れ歸り、
内祝言
(
ないしうげん
)
を濟ませて、宿の妻にするのに何の不思議だ。
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「——神田の平次が來て、下手人の目星が付いたさうだから、明日は伊太郎照吉殺しも、お夏と清次郎の
誘拐
(
かどはかし
)
野郎も縛られるに違ひないと斯う言ふんだ」
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「と言ふと、
誘拐
(
かどはかし
)
は繼母のお瀧ではないといふやうに聞えるが、
確
(
たし
)
かにさういつた見込みでもあるのか」
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あの惡戯者や
誘拐
(
かどはかし
)
の惡者は、俺がキツと探し出して、お
前
(
めえ
)
の手柄にさしてやる
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
すると、——亡くなつた馬道の荒物屋夫婦が、十六年前にお蝶を
誘拐
(
かどはか
)
したといふ證據があり、それを又荒物屋夫婦から金で買つた私も、
誘拐
(
かどはかし
)
の同罪は免れない、——と斯ういふ言ひがかりです
銭形平次捕物控:263 死の踊り子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いゝてえことよ、誰も八五郎を
誘拐
(
かどはかし
)
の曲者だと言ふ氣遣けえはねえ」
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
六百五十兩の代りに貰つて行くのが、
誘拐
(
かどはかし
)
同樣とは何といふ言草だ
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「八、また
誘拐
(
かどはかし
)
らしいぜ」
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“誘拐”の解説
誘拐(ゆうかい、英語: kidnapping)とは、他人を騙して誘い出して連れ去ること。「かどわかし」とも言う。
(出典:Wikipedia)
誘
常用漢字
中学
部首:⾔
14画
拐
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“誘拐”で始まる語句
誘拐者
誘拐師
誘拐罪
誘拐事件