詠人よみびと)” の例文
一応は詠人よみびとの身分を詮議し置かないでは、わしの役目が立たぬ。父は誰であれ、母は何者であれ、恥ずるに及ばぬ。憚るにおよばぬ。ただ、正直に名乗ってくるればよいのじゃ
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)