“評隲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひやうしつ25.0%
ひょうしつ25.0%
ひょうちょく25.0%
ひようしつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それであるから人の一時の所思や所言や所爲を捉へて、其の人全體なるかの如くに論議し評隲ひやうしつするのは、本より其の當を得たことでは無い。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
やはり人間同等の気位きぐらいで彼等の思想、言行を評隲ひょうしつしたくなる。これも無理はあるまい。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この故にこれら四種の理想は、互に平等な権利を有して、相冒あいおかすべからざる標準であります。だから美の標準のみを固執こしゅうして真の理想を評隲ひょうちょくするのは疝気筋せんきすじの飛車取り王手のようなものであります。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
近代新声の評隲ひようしつに就て、非常なる見解の相違あるもとより怪む可きにあらず。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)