角筈村つのはずむら)” の例文
そらは青々と澄みわたりて、地には菊花の芳香あり、此処都会の紅塵こうぢんを逃れたる角筈村つのはずむらの、山木剛造の別荘の門には国旗翩飜へんぽんたるもとに「永阪教会廿五年紀念園遊会」と、墨痕すみあと鮮かに大書せられぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)