角目かどめ)” の例文
なにか変わった趣を添えたいような場合には、いもに角目かどめを立てて削るのも悪くない。が、あまり細工をせずに作る方がよいと思う。
雑煮 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
寝についても眠られず、昼間角目かどめ立って口論した、広太郎とそうして金弥とのことが、心にかかってならなかった。それでも午前二時頃になると、うとうとと眠気がさして来た。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
墓原や石の角目かどめに照る月の光うち蒼み夜ただしづく
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
角目かどめ立ってはよくござらぬ、まずまずお聞き、将右衛門殿。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
墓原や石の角目かどめに照る月の光うち蒼み夜ただしづく
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)