西北さいほく)” の例文
「都を少しでも放れると、しからん話があるな、婆さん。」とばかり吐息といきとともにいったのであるが、言外おのずからその明眸めいぼうの届くべき大審院の椅子の周囲、西北さいほく三里以内に
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)