すずし)” の例文
錦織にしごりの判官代が、すずし一枚の若い白拍子を、横抱きにして躍り出したとたんに、瓶子へいしが仆れて土器かわらけを割った。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すずし一枚の遊君白拍子は、悲鳴をあげて奥へ駈け込み、燭台を仆し盃盤を蹈んだ。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すずし一枚の女の体! こいつを見るのは悪くないからなあ)
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)