“裏宿”の読み方と例文
読み方割合
うらじゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを青梅おうめ裏宿うらじゅくまで追い込んで、そこで姿を見失ってしまったが、どうもこの沢井あたりへ逃げ込んだにちげえねえということで、今日のお正午ひるごろ
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
とその足を二三度踏み慣らしてみて、それからかきけすように姿をかくしたのは、裏宿うらじゅくの七兵衛であります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこへ入り込んで、どっかと胡坐あぐらをかいて黒い頭巾ずきんを投げ出したのは、なるほど裏宿うらじゅくの七兵衛でありました。