行為アクション)” の例文
旧字:行爲
行為アクションさ。本を読むばかりで何にも出来ないのは、皿に盛った牡丹餅ぼたもちにかいた牡丹餅と間違えておとなしくながめているのと同様だ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その時の平岡は、熱病にかかった人間の如く行為アクションに渇いていた。彼は行為アクションの結果として、富をこいねがっていたか、もしくは名誉、もしくは権勢を冀っていたか。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それでなければ、活動としての行為アクションその物を求めていたか。それは代助にも分らなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)