蠣殻道かきがらみち)” の例文
田舎の暗夜やみには通りものの提灯ちょうちんを借りたので、蠣殻道かきがらみちを照らしながら、安政の地震に出来た、古い処を、鼻唄で、つちが崩れそうなひょろひょろ歩行あるき。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)