螺線状らせんじょう)” の例文
白紫色に華やぎ始めた朝の光線が当って、ひらめく樹皮は螺線状らせんじょうの溝に傷けられ、溝の終りの口は小壺こつぼくわえて樹液を落している。揃って育児院の子供等が、朝の含嗽うがいをさせられているようでもある。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)