“蚊帳（かやア）” の例文

作「話したって宜（よ）かんべえ、それで其の蚊帳（かやア）質屋へ持って行こうって取りに掛ると、女房（かみさん）は塩梅（あんべえ）が悪（わり）いし赤ん坊は寝て居るし」

真景累ヶ淵 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

これマア迚（とて）も駄目だねえ、お累さん私（わし）イ小せえうちから馴染ではござえませんか、私イ今ア蚊帳（かやア）取りに行く間待っても宜（よ）かんべえがそれにマア死んでしまうとは情ねえ

真景累ヶ淵 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

新「此の蚊帳（かやア）持って往ったら三両か五両も貸すか」

真景累ヶ淵 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

“蚊帳”の意味

《名詞》
蚊帳（ブンチョウ、かチョウ（湯桶読み）、かや（熟字訓））

かやの漢語表現ないしそれに当てた漢字表記。
(出典:Wiktionary)

“蚊帳”の解説

蚊帳（かや、かちょう、ぶんちょう、蚊屋）は、蚊などの害虫から人などを守るための網。
(出典:Wikipedia)

蚊	常用漢字 中学 部首:⾍ 10画
帳	常用漢字 小３ 部首:⼱ 11画