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虞美人
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ぐびじん
ふりがな文庫
“
虞美人
(
ぐびじん
)” の例文
この辺は、
漢
(
かん
)
の
高祖
(
こうそ
)
が
楚
(
そ
)
の大軍をやぶった古戦場である。またかの有名な
項羽
(
こうう
)
と
虞美人
(
ぐびじん
)
が最期の悲涙を濡らして相
擁
(
よう
)
した
烏江
(
うこう
)
の
夜陣
(
やじん
)
のあとも近い。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
項羽は能く
虞美人
(
ぐびじん
)
に別るゝことを得たれども、吾人は此の悲しき「運命」と一刻も相別るゝを得ざるものなり。
人生に相渉るとは何の謂ぞ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
唯この俗伝を生じたのも或は
虞美人
(
ぐびじん
)
の血の化して虞美人草となつた話に根ざしてゐるかと思ふだけである。
鴉片
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
義仲が戦場に愛人をつれていたのは、かの
項羽
(
こうう
)
が陣中に
虞美人
(
ぐびじん
)
を擁していたことと、どこか似ている。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“虞美人”の解説
虞美人(ぐびじん、拼音:Yú Měi-rén、紀元前233年? - 紀元前202年?)は、秦末から楚漢戦争期にかけての女性。
(出典:Wikipedia)
虞
常用漢字
中学
部首:⾌
13画
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“虞美人”で始まる語句
虞美人草