蘭科らんか)” の例文
と、採取した百合科ゆりか龍胆科りんどうか蘭科らんか植物などの薬草を種々くさぐさそこへ取り出して、その医効を説明したり、また本草の由来を聞かせたりして
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一階は表へひらいた店になっていて、たくさんの花の鉢をならべ、また上からは蘭科らんかの植物などをぶらさげてある絵までかいてあるのだった。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
蘭科らんかの花の匂いが、て切ってあるここまで匂って来る。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)