“藪知”の読み方と例文
読み方割合
やぶし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は子供の時分に八幡やわた藪知やぶしらずの見世物で、型ばかりの代物しろものではありましたが、鏡の部屋を経験したことがあるのです。
鏡地獄 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「まるで八幡の藪知やぶしらずだ、到るところに計略があって踏み込んだがさいご見当がつかなくなる、戦いの時に敵を誘い込むにゃあ持って来いだ」
若殿女難記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
入谷いりやまでけて行ったんですが、恐ろしい八幡やわた藪知やぶしらずの抜け道へ入り込んで、とうとう消えっちまいましたよ」