“藩黌”の読み方と例文
読み方割合
はんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名古屋の藩黌はんこう明倫堂めいりんどうに学んだ人たちの中から、不二麿のような教育の方面に心を砕く人物を出したことも、彼には偶然とは思われない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
藩黌はんこう明倫堂めいりんどうの学則が改正せられてからは、『靖献遺言せいけんいげん』のような勤王を鼓吹する書物が大いに行なわれ、山地の方に住む領民にまで時事を献白する道も開かれているくらいだ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)