“藁葺家”の読み方と例文
読み方割合
わらぶきや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽生町の入り口では、東武鉄道の線路人夫がしきりに開通工事に忙しがっていたが、そのそばの藁葺家わらぶきやには、色のさめた国旗がヒラヒラと日に光った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
故郷の藁葺家わらぶきやと、汚ない八畳の間と、裏の栗のと、真黒になつてヤンマ取りに夢中になつてる八歳の子供と——その子供が別の子供のやうに眼の前を通つた。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)