“薄藍色”の読み方と例文
読み方割合
うすあいいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大判の薄藍色うすあいいろの表紙から、必ず古紫の糸でじてある本の装幀そうていまでが、彼には好ましく思われた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
半蔵はひとり行燈あんどんを見つめて、長いこと机の前にすわっていた。大判の薄藍色うすあいいろの表紙から、古代紫の糸でじてある装幀そうていまで、彼が好ましく思う意匠の本がその机の上にひろげてある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)