蔵人弁くろうどのべん)” の例文
これが蔵人弁くろうどのべんであるお使いが源氏に伝えたお言葉である。源氏はかしこまって承った。清涼殿での音楽よりも、場所のおもしろさの多く加わったここの管絃楽に新来の人々は興味を覚えた。
源氏物語:18 松風 (新字新仮名) / 紫式部(著)