莞爾にこつ)” の例文
叔父は、内赤に塗つた大きい提子ひさげに移した酒を、更に徳利に移しながら、莞爾にこついた眼眸めつきじつと徳利の口をみつめてゐた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)