ただ袖中抄を引いて莎草を編みて袋にしたるをくぐつというとのみあって、その語と傀儡子との関係には及んでいないのである。
莎草の名がもとで袋のクグツが起り、袋のクグツから浮浪民にクグツの称が起ったのか、或いは浮浪民をクグツと呼んだのが本でクグツ袋の名が起り
そのクグすなわち莎草との関係については、莎草で編んだが故に袋にクグツという名が出来たとは、既に柳田君も疑われた如くちと受取りにくい点がある。
“莎草(カヤツリグサ)”の解説
カヤツリグサ(蚊帳吊草、莎草、学名: Cyperus microiria)は、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年生植物。道端や田畑にも出現する雑草。マスクサ(枡草)ともいう。
近似種が多く、多くの場合にそれらが混同されている。
(出典:Wikipedia)
近似種が多く、多くの場合にそれらが混同されている。
(出典:Wikipedia)