“荷花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かか50.0%
はすばな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕山雲如の二人は一日黎明れいめい不忍池しのばずのいけ荷花かかんことを約し、遅く来たものは罰として酒をう責を負うこととした。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その後明治四十四年の秋に至って、わたくしはここに森鴎外先生と相会してとも荷花かかたことを忘れ得ない。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
沙漠でオアシスを見いだしたように、私たちはその池をさして駈けてゆくと、池はさのみ広くもないが、岸には大きい幾株の柳がすずしい蔭を作って、水には紅白の荷花はすばなが美しく咲いていた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)