草臥くた)” の例文
一体行儀の好い男で、あぐらをくッてな事は殆んどなかった。いよいよ坐り草臥くたびれると立膝たてひざをした。あぐらをかくのは田舎者である、通人的でないと思っていたのだろう。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)