草根そうこん)” の例文
この鵜殿は先に信長の兵が来り攻めて兵糧に乏しかった時に、城内の草根そうこん木菓を採って、戦なき日は之れを用い、戦の日には、ほんとうの米を与えたと云う勇士である。
桶狭間合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
大手搦手からめてから運ばれてくる傷病兵の看護から、喰べられる草根そうこんみ集めたり、夜は夜で、侍女たちと共に針をもって、将士の着るつづれを縫うなど、女には女の籠城があった。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)