茅舎ばうしや)” の例文
われ起つて茅舎ばうしやを出で、且つ仰ぎ且つ俯して罵者に答ふるところあらんと欲す。胸中の苦悶未だ全く解けず、行く行く秋草の深き所に到れば、たちまち聴く虫声の如く耳朶じだ穿うがつを。
一夕観 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)