船腹せんぷく)” の例文
「おお、大佐、たいへんです。船腹せんぷくがさけました。船はめりめりこわれています。もう間もなく——そうです、十分とたたないうちに、この船は氷の下に沈んでしまいますぜ」
大空魔艦 (新字新仮名) / 海野十三(著)
黄色の煙突、白い船室、まっ黒な船腹せんぷく、波の間からちらりとみえる赤い吃水線きっすいせん、すんなりと天にのびたほばしら——どれもこれも絵のようにうつくしい。見たところ、平和そのものである。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
火花ひばなする船腹せんぷく
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)