舎人親王とねりのみこ)” の例文
聖武天皇天平六年春三月、難波宮なにわのみやに行幸あった時、諸人が歌を作った。此一首は守部王もりべのおおきみ舎人親王とねりのみこの御子)の歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そして此歌の次に舎人親王とねりのみここたえ奉った御歌が載って居り、親王は聖武天皇の天平七年に薨去せられたから、此行幸はそれ以前で元正天皇御在位中のことということになる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)