“臨淮”の読み方と例文
読み方割合
りんわい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて彼は、身ひとつ、淮西わいせいの商市臨淮りんわい安徽あんき省)へ流れてゆき、土地の顔役の柳世権りゅうせいけんの部屋で、およそ三、四年ほど、ごろついていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
臨淮りんわい東城とうじょう安徽省あんきしょう・東城)におります。——この人は、胸に六韜三略りくとうさんりゃくを蔵し、生れながら機謀に富み、しかも平常は実に温厚で、会えば春風に接するようです。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四年も臨淮りんわいにおいでなすっては、生れ故郷の王城でもご不案内におなんなすったはむりもない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)