臙脂紫えんじむらさき)” の例文
紅梅色の浮き模様のある紅紫の小袿こうちぎ、薄い臙脂紫えんじむらさきの服は夫人の着料として源氏に選ばれた。桜の色の細長に、明るい赤い掻練かいねりを添えて、ここの姫君の春着が選ばれた。
源氏物語:22 玉鬘 (新字新仮名) / 紫式部(著)