臆病窓おくびやうまど)” の例文
さう思ふと矢もたてもたまらず、引返して店の臆病窓おくびやうまどから小僧の庄吉どんに半金の五十兩を渡して、御主人に返すやうに頼み、それから夜通し歩いて下總の古河へ
「權八が昨夜ゆうべおそく歸つて來て、店の臆病窓おくびやうまどを締めようとしたおいらに、この金包を渡したんだ」