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胖大漢
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はんだいかん
ふりがな文庫
“
胖大漢
(
はんだいかん
)” の例文
明治の初年に今戸橋の傍に
湊屋
(
みなとや
)
という芸者屋があった。主人は河野と云って背の低い
胖大漢
(
はんだいかん
)
であった。その妻は吉原の引手茶屋湊屋の女みなというもので、常にみいちゃんと呼ばれていた。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
初め枳園と富穀とは何事をか論じていたが、万事を茶にして世を渡る枳園が、どうしたわけか大いに
怒
(
いか
)
って、七代目
賽
(
もどき
)
のたんかを切り、
胖大漢
(
はんだいかん
)
の富穀をして色を失って席を
遁
(
のが
)
れしめたそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
草画ではあるが、円顔の
胖大漢
(
はんだいかん
)
だと云うことだけは看取せられる。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
胖
漢検1級
部首:⾁
9画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“胖”で始まる語句
胖
胖庵
胖響