“耿紀”の読み方と例文
読み方割合
こうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耿紀こうき韋晃いこうたちは、前の日から休暇を賜わって、各〻の邸にいた。手飼いの郎党から召使いのやつこまでを加えると四百余人はいる。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに、耿紀こうきあざな季行きこうという者があった。侍中少府じちゅうのしょうふに奉仕し、つねに朝廷の式微を嘆き、同志の韋晃いこうと血をすすり合って
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
耿紀こうきは失望したばかりでなく、かえって、同志のひとりがそんな者と親しいのを、非常に不安がるような顔をしていった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)