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耿々
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かう/\
ふりがな文庫
“
耿々
(
かう/\
)” の例文
父の
耿々
(
かう/\
)
の気が——三十年火のやうに燃えた野心が、かうした金の苦労のために、砕かれさうに見えるのが、一番瑠璃子には悲しかつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
彼にもまた
耿々
(
かう/\
)
たる志はあつたのだ。時勢を憂へ、時勢を知ることに於て、立場こそ異なれ、敢へて薩長の志士に劣るものではなかつたのである。
大衆維新史読本:07 池田屋襲撃
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
五十有余歳の高齢で、いはゆる天誅組に参加し、戦敗れて刑死した国学者
伴林光平
(
ともばやしみつひら
)
などの日記を見ると、
耿々
(
かう/\
)
たる忠誠が、殆んど報いられてゐないやうな気がして、気の毒に堪へないのである。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
耿
漢検1級
部首:⽿
10画
々
3画
“耿”で始まる語句
耿
耿紀
耿炳文
耿武
耿心
耿愚
耿気
耿瓛
耿耿