トップ
>
耡
>
す
ふりがな文庫
“
耡
(
す
)” の例文
畑が
耡
(
す
)
けるようになるまで、なんでもござれです。村の課役で石割りもします。薪束もこさえます。ぶどう畑の杭も削ります。
肥車
(
こえぐるま
)
を
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
そこは田に
挾
(
はさ
)
まれた村道で、向うに古い神社の森があり、周囲は青々と麦の伸びた畑や、林や、土を
耡
(
す
)
き返した田などが続き、遠く土を打っている農夫の姿が、二三見えるほかには
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
収穫小屋の後ろにはおおかた
耡
(
す
)
き返されて大きな土塊のごろごろする畑が、荒れ地のように紫がかって広がっていた。その処々は、落葉した川柳が
箒
(
ほうき
)
をさかしまに立て連ねたようにならんでいる。
フランセスの顔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
耡
漢検1級
部首:⽾
13画