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老父
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ちち
ふりがな文庫
“
老父
(
ちち
)” の例文
家
(
うち
)
のものたちが、土手のはずれの方へいって、ワイワイ騒いでいるのだった。
老父
(
ちち
)
も座敷の前の庭を横ぎっていった。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ステレオを購ひしと告ぐる
老父
(
ちち
)
の笑み詫ぶべきわれを明るくしたり
遺愛集:02 遺愛集
(新字新仮名)
/
島秋人
(著)
金策に出でてひねもす歸らざる
老父
(
ちち
)
を思ひつつ夜の戸とざす
続生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
御維新後に、日本橋の川からこっちだけが、神田明神の氏子になったのだと、
老父
(
ちち
)
が教えてくれた。
旧聞日本橋:22 大門通り界隈一束(続旧聞日本橋・その一)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
来ると云ふ
老父
(
ちち
)
を待ち佗び夜通しを鳴く虫の音に聴き入りにけり
遺愛集:02 遺愛集
(新字新仮名)
/
島秋人
(著)
▼ もっと見る
柿の實の初生り賣りて得し金を神にそなへて額づくわが
老父
(
ちち
)
続生活の探求
(旧字旧仮名)
/
島木健作
(著)
と、言いながら、鼓村さんは庭下駄をつッかけて、
老父
(
ちち
)
のあとへ附いていった。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
背
(
せな
)
を見せ帰りゆく
老父
(
ちち
)
ドアに来てつまづくときをへだつ
金網
(
あみ
)
あり
遺愛集:02 遺愛集
(新字新仮名)
/
島秋人
(著)
以下は
老父
(
ちち
)
の昔語り——
旧聞日本橋:22 大門通り界隈一束(続旧聞日本橋・その一)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“老父”の意味
《名詞》
老 父(ろうふ)
老いた父親。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“老父”で始まる語句
老父母