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翫弄
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おもちゃ
ふりがな文庫
“
翫弄
(
おもちゃ
)” の例文
「あなたは人を
翫弄
(
おもちゃ
)
にする気だったんです。あの時の言い草がそうだったんですもの。男はずうずうしいものだと、私はそう思った。」
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ドコにあっても椿岳の画は粗末に扱われて
児供
(
こども
)
の
翫弄
(
おもちゃ
)
となり鼠の巣となって亡びてしまったのがかなり多いだろう。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
笹村はいい加減に
翫弄
(
おもちゃ
)
にされているように思って、三、四月ごろ注射を五本ばかり試みたきり
罷
(
や
)
めていたが、やはりそれが不安心であった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
二葉亭の家では猫は主人の
寵幸
(
ちょうこう
)
であって児供が
翫弄
(
おもちゃ
)
にするのを許さなかった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“翫弄”の意味
《名詞》
玩具などをもてあそぶこと。
人を愚弄すること。
(出典:Wiktionary)
翫
漢検準1級
部首:⽻
15画
弄
常用漢字
中学
部首:⼶
7画
“翫弄”で始まる語句
翫弄物
翫弄犬