美濃常みのつね)” の例文
美濃常みのつねでは、帽子や、手袋や、シャツや、どれが店員なのか客なのか、見分けられないほどに黒く白かった。わたしはその中をぼんやりと歩いた。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)