羊飼ひつじかい)” の例文
その時よりかのわらべは城にとどまりて、羊飼ひつじかいとなりしが、たまはりしもてあそびの笛を離さず、のちにはみづから木をけずりて笛を作り、ひたすら吹きならふほどに、たれ教ふるものなけれど
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)