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羅浮仙
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らふせん
ふりがな文庫
“
羅浮仙
(
らふせん
)” の例文
彼に見えていたのは
羅浮仙
(
らふせん
)
(梅の精)のような佳麗なひとだった。「……さるべきおひとが、こんな深夜もすぎた頃、ひとりでたたずんでいるわけはない」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と
遠山
(
えんざん
)
の
眉
(
まゆ
)
を逆立てたさまが、怒れる
羅浮仙
(
らふせん
)
のように凄艶に見えた。玄蕃は
憎気
(
にくげ
)
な歯を見せてせせら笑った。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白桃の花の下に立っていると、白桃の花よりは先に風に散ってしまいはしないかと思われるほど弱々しい。
唐絵
(
からえ
)
の
羅浮仙
(
らふせん
)
のように腰がほそくて、着ている
被布
(
ひふ
)
の紫がつよすぎる。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
仙
常用漢字
中学
部首:⼈
5画
“羅浮”で始まる語句
羅浮