繋船けいせん)” の例文
繋船けいせんが、三番浮標ブイじゃけ、きっと、あいつ、ブイのところに、伝馬を漕ぎだして待っとるよ。それで、こっちの鼻を明かそうと考えとる。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
三十五号船は一日おきに塩崎と高浦で繋船けいせんする、栗橋はその中間にある小さな村で、どちらからも一里半ほどの距離があった。
留さんとその女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
牧山にあるホイスト・クレーンの繋船けいせん壁も、工事が進行中で、もう、完成が近い。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)