“縁喜物”の読み方と例文
読み方割合
えんぎもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁喜物えんぎものを裏返しに掛けるあわて者がどこの世界にあるものか——空樽を踏台にして、やっと手の届くところだから、子供のしたことじゃねえ」
一草ごとに三、四寸ばかりの札を立て添へたり。正面に亀野座かめのざといふ札あるはすみれごとき草なり。こはほとけとあるべきを縁喜物えんぎものなれば仏の字を忌みたる植木師のわざなるべし。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)