經師屋きやうじや)” の例文
新字:経師屋
田原町の經師屋東作、四十年輩の氣のきいた男ですが、これが描き菊石の東作といはれた、稀代の兇賊と知る者は滅多にありません。
が同じ屋敷に出入中の、久吉と言ふ經師屋と、用人の檜木官之助といふのが、それを嗅ぎ出し、長い間私をかし、三千兩を奪ひ取らうとして居る。
一軒は經師屋。下職の九郎七、三十過ぎのちよいとした男ですが、貧乏業平で、大したことは出來ません。
「娘にちよつかひを出してゐる經師屋の吉三郎の野郎だつて娘から聞いてゐないとは言はれません」
三千兩は手近に隱してあるに違ひないと思つたから、無理に此家を明けさせて入つたら、經師屋の久吉——今は屑屋をして居るが、あの男も私の眞似をして入つて來た。
言ふんだい、彦兄イ。向島だの、三百八十兩だのと——俺はもう惡事とは縁切りさ。三年前から堅氣になつて、近頃では左官の彦兵衞と同じやうに通用する經師屋の東作だ。可怪な事を
經師屋の吉三郎——てんで、飛んだ二枚目さ、へツ/\/\」
經師屋東作殺しの下手人、神妙にせい」