結合むすびつき)” の例文
この三人は、実が長く家を留守にした間、互に艱難かんなんめ尽したという心の結合むすびつきが有る。弱いお倉、病身の宗蔵は、わずかに三吉を力にして、生命いのちつないで来たようなものだった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)