“紿”の読み方と例文
読み方割合
あざむ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはその先祖途中で狼にわれんとした時、われに差し迫った用事あり、それさえ済まば必ず汝に身を与うべしと紿あざむいてそのまま打ち過ぎしを忘れず
行長等は紿あざむかれるとは知らないから大いに喜んで待って居たが、其時は李如松四万三千の人馬が、鴨緑江を圧して、義州に集中しつつあったのである。全軍を三つに分ち、左脇ひだりわき、中脇、右脇と呼んだ。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
また予の乾児こぶんに兎糞を乾かして硬くなったのを数珠に造りトウフンと名づけて、田辺湾の名物で只今絶滅した彎珠の数珠に代えて順礼等を紿あざむき売った者がある