トップ
>
素天辺
>
すてっぺん
ふりがな文庫
“
素天辺
(
すてっぺん
)” の例文
真蒼
(
まっさお
)
に光る、と見る、とこの小舟は揺上って、松の梢に、ゆらりと乗るや、尾張を越して富士山が向うに見えて、六蔵
素天辺
(
すてっぺん
)
に仰天した。
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「兄貴め、僕の山登りの下手なのを知っていて、
態〻
(
わざわざ
)
こんな
素天辺
(
すてっぺん
)
の宿屋へ指して寄越しやがった。以後脚の弱いものに必ずこゝを推薦してやることだね」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「寺子屋時代のことで、鎮守の森の大榎の
素天辺
(
すてっぺん
)
から釣下ったところでございました」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“素天”で始まる語句
素天