“粳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うるち80.0%
ウルチ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武佐寺での尊氏は、油幕を引いた大庭に床几をおき、朝も昼糧ひるがても、うるちに味噌をつけたような物を床几のままでかじっていた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うるち 五石
今日では餅に粘り気の多い糯米を用いるからそんな繋ぎは入用がないようだが、昔は多分ウルチを用いたろうから自然繋ぎの必要を感じたのであろう。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)