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粘土
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つち
ふりがな文庫
“
粘土
(
つち
)” の例文
おれの顔に似た面を
粘土
(
つち
)
で造って、毎日よく目にかかる竈の柱に掛けておけ、そうすれば家がかならず富み栄えると教えてくれた。
東奥異聞
(新字新仮名)
/
佐々木喜善
(著)
武蔵は、だまって、心のうちだけで、
粘土
(
つち
)
まみれの翁に、頭を下げてそこの軒を離れた。坂を仰ぐと清水寺の崖道が見える——
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、その一人のほうの六十ぢかい
翁
(
おきな
)
が、
箆
(
へら
)
と指のあたまで、今、一個の茶碗になりかけている
粘土
(
つち
)
をいじっているのを見ると、武蔵は、自分の不遜な気持がたしなめられた。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
路傍にたたずんで見ているうちに、武蔵は、自分もその
粘土
(
つち
)
を
捏
(
こ
)
ねてみたくなった。彼には、何かそういうことの好きな性質が
幼少
(
ちいさ
)
い時からあった。——茶碗くらい出来るような気がする。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“粘土”の解説
粘土(ねんど、en: clay)は、以下のような意味をもつ言葉。
原義は、地層中などから得られ、焼き物(陶磁器や土器)の素材にもなる「粘っこい土」のこと。「ねばつち」「へなつち」とも読む。
学術・産業上は「非常に細かい粒子でできた堆積物」として定義される。
土粘土のほか塑造やモデリング用に商品化された粘土様の造形材料のこと。学校教材としても馴染みが深い。
以下、上記 2. を「堆積物としての粘土」、3. を「造形材料としての粘土」とし、それぞれについて解説する。
(出典:Wikipedia)
粘
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“粘土”で始まる語句
粘土打
粘土色
粘土細工
粘土の標的