“簿名”の読み方と例文
読み方割合
ぼめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
随身ずいじんの一名が、軍奉行から簿を取って、列将の姓氏をふたたび点呼してゆくと、簿名ぼめいにはありながら、ここには見えない一将があった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして翌朝にはもう甲ノ尾から差廻しの一船に乗りこみ、解任の簿名ぼめいと頭かずの点検をうけた後、本土へ向ってその一ぱんかえり去った。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)