簾子張すのこばり)” の例文
それから物干臺に登つて見ましたが、碧血へきけつが新しい手摺から簾子張すのこばりを染めて、下のかはらに及んでをります。
上はほんの二た坪ほどの簾子張すのこばりですが、夏はこゝで茣座ござを敷いて凉みも出來、兩國の川開きには、こゝへ一銚子持ち込んで、遠い花火を眺められないこともありません。