“簒虐”の読み方と例文
読み方割合
さんぎゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曹操は相国しょうこく曹参そうさん後胤こういんで、累世るいせい四百年も漢室に仕えてその禄をみながら、いま漢室の衰えるを見るや、その恩を報ぜんとはせず、かえって、乱世の奸雄たる本質をあらわして簒虐さんぎゃくをたくらむ。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)